プーチン氏、「反同性愛法」に署名 取り締まり強化へ

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ロシアのプーチン大統領は、同性愛に関する情報の宣伝などを規制する法案に署名した/Natalia Kolesnikova/AFP/Getty Images

ロシアのプーチン大統領は、同性愛に関する情報の宣伝などを規制する法案に署名した/Natalia Kolesnikova/AFP/Getty Images

(CNN) ロシアのプーチン大統領は、LGBTQ(性的少数者)の「プロパガンダ(宣伝)」をロシアで行うことを禁止する法案に署名した。ロシアでの人権に関連する取り締まりが強化される最新の事例となった。

今回の法案は2013年に成立した「反同性愛法」の範囲を大きく拡大するもの。同法では未成年者に対する宣伝が禁止されていた。新法では、そうした宣伝が成人に対しても禁止となる。

新法では、LGBTQの関係を宣伝したり、「称賛」したりすることのほか、非異性愛の指向を公にしたり、それらが「普通」であると示唆したりすることも違法となる。

新法では、非伝統的な性的関係やそうした指向、小児性愛、性転換を宣伝するものは誰であれ、より重い罰則が科される。宣伝は、インターネットやメディア、書籍、映画、広告など幅広い分野で禁止となる。

欧州人権裁判所は17年、13年に成立した反同性愛法について、差別的であり、同性愛嫌悪を助長し、欧州人権条約に違反しているとの見方を示した。

ロシアでは1993年に同性愛が処罰の対象から外されたものの、同性愛に対する嫌悪や差別が依然として蔓延(まんえん)している。国際レズビアン・ゲイ協会の欧州地区の調査によれば、ロシアは、LGBTQや包摂性に関するランキングで、欧州49カ国のうち46位に位置している。

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