中国がコロナ規制緩和 入国者の隔離短縮など

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中国が新型コロナウイルス感染症に対する規制を緩和する/Aly Song/Reuters

中国が新型コロナウイルス感染症に対する規制を緩和する/Aly Song/Reuters

香港(CNN Business) 中国政府が新型コロナウイルス感染対策として入国者に義務付ける隔離期間の短縮など、一部の規制を緩和する方針を打ち出した。

施行の日程は明記されていないが、これまで入国者に義務付けていた搭乗前の検査を2回から1回に減らし、ホテルなど指定施設での隔離は入国後7日間から5日間に短縮。その後3日間を自宅隔離とする。ただし、中国国内に住所のない外国からの入国者は、今後も8日間のホテル隔離が必要だ。

これまで到着時に陽性反応を示した乗客を一定数搭乗させたとされる航空会社の運航を停止していた処分は撤廃する。

濃厚接触者のホテル隔離も7日間から5日間に短縮するが、これに続く自宅での3日間の健康観察は変更なし。保健当局に義務付けていた二次接触者の報告は大半が不要となる。

中国は主要国の中で唯一、新型コロナの感染拡大を徹底的に封じ込める「ゼロコロナ」政策を維持してきたが、感染力の強い変異株への対応は難しく、経済的、社会的負担への不満も強まっている。

新たな方針は11日、中国共産党の最高指導部、中央政治局常務委員会が新型コロナ対策の堅持とともに、経済、社会面の影響を最小限にとどめる必要性を強調した後で発表された。これを受けて香港株と上海株は上昇した。

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