ロシア、ウクライナ「特別軍事作戦」の新司令官を任命

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セルゲイ・スロビキン陸軍大将/Russian Defence Ministry/Zuma Wire

セルゲイ・スロビキン陸軍大将/Russian Defence Ministry/Zuma Wire

(CNN) ロシア国防省のコナシェンコフ報道官は8日、ウクライナ侵攻を指す「特別軍事作戦」の新たな司令官にセルゲイ・スロビキン陸軍大将が任命されたと発表した。

国営タス通信によると、ショイグ国防相が今回の人事を承認した。同大将はウクライナに派遣している「合同部隊」の司令官に就任する。

今月11日に56歳となるスロビキン大将の軍歴は1983年から始まり、旧ソ連によるアフガニスタン侵攻や第2次チェチェン紛争などを含め、紛争地への従軍歴はこれまで複数回ある。

複数の自動車化狙撃師団の司令官も務め、シリアではロシア軍の作戦遂行に欠かせない役割を果たしたとされる。ロシア軍戦闘機による反政府勢力の支配地域の広範な破壊に関与したともされる。シリアにいた際、ロシアの英雄称号の勲章も授けられていた。

ロシア軍参謀本部作戦総局の責任者も歴任。2017年にロシアの航空宇宙軍の最高司令官となり、陸軍大将に昨年昇進していた。

欧州連合(EU)は今年2月、航空宇宙軍司令官としてウクライナ侵攻にかかわったとしてスロビキン大将を制裁の対象に含めていた。

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