最初の穀物輸送船、悪天候で遅延 ゼレンスキー氏はロシア警戒も

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オデーサを出発した穀物輸送船「ラゾニ」=1日/Metin Aktas/Anadolu Agency/Getty Images

オデーサを出発した穀物輸送船「ラゾニ」=1日/Metin Aktas/Anadolu Agency/Getty Images

(CNN) ウクライナ南部オデーサから出発した国連仲介に基づく初の穀物輸送船は、悪天候の影響で航行が遅れている。トルコのイスタンブールに開設された共同調整センター(JCC)が発表した。

JCCによると、船は予定より遅れて現地時間の2日夜か3日朝、イスタンブールに到着する見通し。次回以降の出航予定は未定だという。

ウクライナのゼレンスキー大統領は毎日恒例のビデオ演説で、船の出航を歓迎。港湾と輸出の再開は「世界の食料危機を食い止められる可能性を示す、最初の明るい兆候」だと述べた。

ゼレンスキー氏は一方で、「ロシアがウクライナからの輸出妨害をやめるという幻想」を抱くべきではないとの警戒感を示した。

同氏はさらに、16隻の輸送船が待機していると語り、ウクライナは世界の食料市場の安定に貢献する用意があると強調した。輸出再開には国内で100万人以上の雇用がかかっているとも述べた。

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