親ロシア派「ドネツク人民共和国」、モスクワに「大使館」を開設

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「ドネツク人民共和国(DPR)」が、ロシアの首都モスクワに「大使館」を開設した/Yuri Kochetkov/EPA-EFE/Shutterstock

「ドネツク人民共和国(DPR)」が、ロシアの首都モスクワに「大使館」を開設した/Yuri Kochetkov/EPA-EFE/Shutterstock

(CNN) ウクライナ東部ドネツク州で親ロシア派勢力が自称する「ドネツク人民共和国(DPR)」が12日、ロシアの首都モスクワに「大使館」を開設した。

ロシア紙コメルサントによると、DPRの大使を名乗るオルガ・マケイェワ氏と、外相を名乗るナタリア・ニコノロワ氏が報道陣の前に立ち、約20人のスタッフがDPR内部の出来事についてありのままの情報を提供し、独立を承認する国を増やすよう努めると述べた。

ドネツク州ではDPRと同じく、親ロ派「ルガンスク人民共和国(LPR)」も独立を宣言している。ロシアは今年2月、ウクライナに侵攻する直前に両者の独立を承認して、欧米から非難を浴びた。

大使館の開設に立ち会うロシア高官の姿はなかった。マケイェワ氏は「同胞が亡くなっている時に祝うことはできない」と語った。

世界では今のところ、シリアだけがDPRを承認しているほか、北朝鮮との間でも承認に向けた交渉が進んでいるという。

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