中国の習主席、香港訪問へ コロナ流行後初の「外遊」

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香港の中国返還25年を記念するバナーの下を歩く人々/Li Zhihua/China News Service/Getty Images

香港の中国返還25年を記念するバナーの下を歩く人々/Li Zhihua/China News Service/Getty Images

(CNN) 中国国営メディアは25日、習近平(シーチンピン)国家主席が香港の中国返還25年記念式典に合わせ、来週香港を訪問すると報じた。習氏が中国本土外を訪問するのは新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)開始後初めて。

国営新華社通信が伝えた。「習近平氏は香港返還25年記念式典と香港特別行政区第6期政府の発足式に出席する」としている。

香港では今週、高官2人が新型コロナ陽性と判定され、7月1日の返還記念式典に合わせた国家指導者の来訪に懸念の声が上がっていた。式典では新行政長官の就任式などが行われる。

香港政府の23日の発表によると、感染したのは政制・本土事務局の曽国衛(エリック・ツァン)局長と行政長官弁公室の陳国基(エリック・チャン)主任。核酸検査で陽性と判定され、現在は隔離生活を送っているという。

2人の発症を受け、厳格な「ゼロコロナ政策」を掲げる中国の習氏が香港に入るリスクを冒すか疑問視されていた。

香港政府の声明によると、曽、陳両氏が最後に出勤したのはそれぞれ6月22日と20日。マスクを着用し、勤務中はしかるべき予防措置を取っていたという。2人の症状については触れられていない。

香港の新行政長官には李家超(ジョン・リー)氏が就任し、陳氏は市のナンバー2に就く予定。

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