セベロドネツクで戦闘続く、民間人避難の化学工場に砲撃も

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ロシア軍とウクライナ軍が衝突するセベロドネツクで黒煙や土煙が上がる=17日/Aris Messinis/AFP/Getty Images

ロシア軍とウクライナ軍が衝突するセベロドネツクで黒煙や土煙が上がる=17日/Aris Messinis/AFP/Getty Images

(CNN) ウクライナ当局者は19日、ルハンスク州セベロドネツクで激しい戦闘が続いていると明らかにした。セベロドネツクはウクライナ東部ドンバス地方の激戦の中心地となっている。

ロシア軍はウクライナの守備隊の抵抗を突破して、ルハンスク州で新たな支配地を獲得しようとしている。

ルハンスク州の軍事行政トップ、セルヒ・ハイダイ氏はセベロドネツクでの戦いが続いていると明らかにした。民間人約500人が避難しているアゾト化学工場にも砲撃があったという。

ロシア軍の戦略は、セベロドネツクとリシチャンスクの南でウクライナの守備隊を破り、戦略的に重要な2都市を防衛しているウクライナ軍を孤立させようとしているようだ。

そこから西に位置するドネツク州では、スラビャンスク周辺のウクライナ軍への砲撃が報告されている。ウクライナ軍参謀本部によれば、同地域にはミサイル攻撃もあった。しかし、前線の位置に変化はほとんど見られないという。

北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長は、ウクライナが戦争の形勢を逆転させる可能性もあるとの見方を示した。ストルテンベルグ氏は、ロシア軍がドンバス地方でますます残虐な戦いを展開しているが、ウクライナ軍も勇敢に戦っていると指摘。より多くの近代的な兵器があれば、ウクライナ軍が再びロシア軍をドンバス地方から追い出す可能性が高まると語った。

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