ANALYSIS

マリウポリ陥落で戦争犯罪の証拠隠蔽か ロシアが攻勢強める可能性も

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マリウポリの道路脇の墓地。紛争で死亡した市民が埋葬されている=4月18日撮影/Alexander Ermochenko/Reuters

マリウポリの道路脇の墓地。紛争で死亡した市民が埋葬されている=4月18日撮影/Alexander Ermochenko/Reuters

(CNN) 約3カ月におよぶ激しい爆撃の中、推定数千人の死者を出し、恐怖と飢えの話が後を絶たなかったマリウポリ市の戦いが、いよいよ終わりに近づいている。

ウクライナ軍は16日遅く、アゾフスターリ製鉄所での「戦闘任務」を完了したと発表した。この数週間、広大な製鉄所はロシア軍が占領した街で抵抗を続けた最後の砦(とりで)だった。すでに数百人のウクライナ兵が施設から退避し、いまだ施設内に残る兵士の退避も継続中だ。

2月末にロシア軍がウクライナに侵攻して以来、アゾフ海に面した港町マリウポリではとくに激しい戦闘が繰り広げられてきた。ロシア軍が産婦人科棟に壊滅的な攻撃を行ったのも、数百人の民間人が避難所にしていた劇場を爆撃したのもマリウポリだった。

そして今、さらなる残虐行為の証拠が永久に失われるのではないかという懸念が持ちあがっている。

ロシアがマリウポリを支配する以前から、市議会はロシア軍が証拠隠蔽(いんぺい)を図っていると非難していた。移動式焼却炉で遺体を処理し、選別収容所で「残虐行為」の目撃者を特定していたというのだ。CNNはこうした内容を確認できなかった。

「殺人者が痕跡を覆い隠している」と、市議会は主張した。

ロシア側は、選別収容所で不正を隠蔽したことやマリウポリで民間人を狙ったことも含め、こうした主張の数々を否定している。

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