ロシア軍撤退後の路上に遺体散乱、民間人か キエフ近郊

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ウクライナ軍から受け取った食料を持って移動する男性=2日、ウクライナ・ブチャ/Ronaldo Schemidt/AFP/Getty Images

ウクライナ軍から受け取った食料を持って移動する男性=2日、ウクライナ・ブチャ/Ronaldo Schemidt/AFP/Getty Images

(CNN) ロシア軍が撤退した首都キエフ近郊のブチャの路上に、民間人とみられる少なくとも20人の遺体が散乱している画像が公開された。

ブチャはキエフの北西に位置する町。AFP通信のジャーナリストらが約1カ月ぶりに足を踏み入れて撮影した。

遺体はすべて民間人の服装で、舗道にうつぶせに倒れたり、口を開けた状態であおむけに横たわっていたりした。3人は自転車に乗った態勢のまま倒れ、弾痕だらけの車のわきで息絶えている人もいたという。白い布で手を後ろにしばられた遺体も見える。

ブチャの市長は2日、ロイター通信とのインタビューで、遺体は民間人の目印に使われる白い布で手を縛られ、後頭部を撃たれていたと述べ、ロシア軍の無法ぶりを訴えた。

ウクライナ大統領府のポドリャク長官顧問も2日、手を縛られた遺体はロシア兵に射殺されたとツイート。「この人たちは軍に所属せず、武器も持たず、脅威を及ぼしてはいなかった。ほかにも現在、占領地で同様のケースがどれだけ起きていることか」と書き込んだ。

CNNは民間人らの死亡状況を独自に確認していない。

米国防当局によると、ロシア軍はキエフ制圧に失敗し、この数日で近郊の複数の町から撤退した。ウクライナはブチャの「解放」を宣言している。

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