ロシア海軍、黒海で作戦拡大 沿岸部へ艦砲射撃、海上交易を封殺

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黒海に浮かぶ通称スネーク島の衛星画像。ロシア軍の攻撃による損傷がみられるという/Satellite image ©2022 Maxar Technologies

黒海に浮かぶ通称スネーク島の衛星画像。ロシア軍の攻撃による損傷がみられるという/Satellite image ©2022 Maxar Technologies

英国防省はこれより前、ロシア軍は黒海沿岸部を通じたウクライナの国際海上交易を封じ込めたとの見方を示した。13日時点での最新諜報(ちょうほう)に基づく分析で、ウクライナを海路での貿易から事実上締め出していると述べた。

世界貿易機関(WTO)によると、海上交易は世界規模での貿易経路の80%以上を占める。

同諜報によると、ロシア海軍はウクライナ全土の標的に対するミサイル攻撃を続けてもいる。アゾフ海で揚陸攻撃を1回終え、今後数週間に同様の作戦を起こすことを見すえているとも分析した。

また、米衛星運用企業「マクサー・テクノロジーズ」は黒海に浮かぶウクライナ領の島にある施設がロシア軍の攻撃で損傷を受けていることを示す画像を公表した。黒海に停泊しているロシア海軍艦艇の姿もとらえていた。

この島は通称スネーク島で、ロシア軍の攻撃を受けたウクライナの守備隊が降伏への要求に「くたばれ!」と応じたことでウクライナ内で有名になっていた。同島は弾薬の不足もあって最後には制圧され、守備隊は捕虜となっていた。

損傷が判明したのは灯台、塔やアンテナ設備で、中心部にある一部の建物も破壊されていた。画像に写っていた艦艇はマクサーがロプチャー級揚陸艦と特定した。

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