ワクチン拒めば禁錮か罰金、接種義務徹底はかり改正法案 ウガンダ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ウガンダのムセベニ大統領。同国議会がワクチン接種をめぐる法案改正を審議している/Jack Taylor/Getty Images

ウガンダのムセベニ大統領。同国議会がワクチン接種をめぐる法案改正を審議している/Jack Taylor/Getty Images

(CNN) アフリカ東部ウガンダの議会保健委員会は22日、新型コロナウイルスワクチンの未接種者に対する罰金や禁錮を盛り込んだ改正法案について審議していることを明らかにした。

保健委員会はウェブサイトに掲載した声明を通じ、審議が始まった公衆衛生法の改正案では、新型コロナワクチン接種義務の徹底を図ると説明。「ワクチン接種を受けない者は、400万シリング(約13万円)の罰金または6カ月の禁錮に処する」としている。

保健相は21日の議会演説で、罰金の額を現在の2000シリングから400万シリングに引き上げると表明。法改正の目的は弱者を守り、集団免疫を獲得することにあると述べ、「ワクチンを受けるべき人に受けさせることが重要だ」と力説した。

ウガンダの人口は約4500万人。新型コロナワクチンは昨年3月の開始以来、これまでに約1600万回の接種が行われた。しかし反対派による誤った情報やワクチンに対するためらいが広がる中、感染拡大を抑えるためにロックダウン(都市封鎖)が繰り返されてきた。

先月からは2年ぶりに経済活動が再開されたが、学校閉鎖や商業活動の停止を伴う厳格な対策の中で、児童や生徒1500万人以上が2年間にわたったロックダウンのために教育を中断されていた。国連によると、新型コロナのために教育機関が中断された期間はウガンダが世界で最も長かった。

政府の統計によると、ウガンダで確認された新型コロナの症例数は16万3000例を超え、3500人が死亡している。

「新型コロナウイルス」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]