コロナ感染再拡大、中国北部で規制厳格化 マラソン中止、違反者は拘束

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内モンゴル自治区フフホトにある施設で新型コロナウイルスの核酸試験を行う医療従事者/Costfoto/Barcroft Media/Getty Images

内モンゴル自治区フフホトにある施設で新型コロナウイルスの核酸試験を行う医療従事者/Costfoto/Barcroft Media/Getty Images

香港(CNN) 中国北部で新型コロナウイルスの集団感染が相次いで確認され、当局が感染拡大を抑えるためにロックダウン(都市封鎖)などの緊急措置を講じている。過去1週間で確認された症例は、11省区で100例を超えた。

中国国家衛生健康委員会の米鋒報道官は24日の記者会見で、「10月17日以降、中国国内で散発的に感染が急拡大している」と指摘、「一層の感染拡大のリスクが高まっている」と危機感を示した。

中国では人口の約75%に当たる10億人以上がワクチン接種を完了したにもかかわらず、感染が急拡大。厳格な「ゼロコロナ戦略」を講じてきた政府にとって憂慮すべき事態となっている。

今回の最初の集団感染は16日、ワクチン接種を完了して団体ツアーに参加した高齢者の間で確認された。一行は上海から北部の複数地域を訪問していた。24日の時点で感染が確認された133人のうち、106人が13のツアー団体に関係していた。

中程度から高度のリスクがあるとされた地域は内モンゴル、甘粛、寧夏、貴州、北京に集中している。当局はこうした地域について、旅行会社が省区をまたぐツアーを組織することを禁止した。

北京は24日から規制を厳格化し、症例が確認された地域から北京市内に入るためには陰性証明書を提示した上で、14日間の健康観察を受けることが必要になった。

CNNが集計した市の衛生当局の統計によれば、北京では今回の感染拡大で14人の症例が確認された。うち12例は過去3日間の症例だった。

北京では来年2月に冬季オリンピックの開催を控える。来月には中国共産党中央委員会の年次会議も予定されている。

北京当局は、新型コロナ対策規制を破ったとされる市民6人を犯罪者として拘束した。このうち2人は、感染者が出ている内モンゴルの観光地から戻って発熱があったにもかかわらず、外食に出かけて友人を自宅での麻雀に招いたとされる。別の2人はロックダウンの対象となった集落のフェンスをよじ登ろうとした。

北京で今月31日に予定されていたマラソンは延期になった。新しい日程は発表されていない。

内モンゴルの観光地エジン旗(人口3万5000人)は24日に12人の症例が確認されたことを受け、25日から全住民や観光客を対象に、自宅やホテル客室からの外出禁止を命じた。

エジン旗はさらに、地元衛生委員会の局長など公務員6人を、今回の感染拡大に対する対応を怠ったことなどを理由に処罰したと発表した。

隣の甘粛省の省都・蘭州も「全観光活動の停止」を発表し、観光客らを隔離した。

運輸省によると、エジン旗と蘭州、および内モンゴルと甘粛省の他の複数の都市が、列車やバス、タクシーなどの運行を全て中止している。

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