反体制派の支配地域に攻撃、10人死亡 シリア

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標的となった軍用バスの消火にあたる消防士=20日、シリア首都ダマスカス/SANA via AP

標的となった軍用バスの消火にあたる消防士=20日、シリア首都ダマスカス/SANA via AP

(CNN) 内戦が続くシリアで20日、反体制派が支配するイドリブ県北西部に攻撃が行われ、救助グループによれば、4人の子どもを含む少なくとも10人が死亡した。

国連児童基金(ユニセフ)によれば、人の多い市場に対して行われ、少年3人と少女1人、教師1人が学校へ向かう途中で死亡した。

国営シリア・アラブ通信(SANA)によれば、20日早朝、首都ダマスカスで軍用バスを標的とした爆発物が2個爆発し、14人が死亡し、3人が負傷した。3個目の爆発物も現場で発見され解体された。

国営テレビはSNSに黒焦げになったバスの車体の画像を投稿した。

現場から回収されたバスの警戒にあたる治安部隊/AFP/Getty Images
現場から回収されたバスの警戒にあたる治安部隊/AFP/Getty Images

ユニセフの中東・北アフリカ地域事務所代表のテッド・チャイバン氏は声明で、今回の暴力的な事案によってシリアの内戦がまだ終結していないことが改めてわかったと指摘。多くの子どもたちをはじめとする民間人が10年におよぶ激しい紛争の矢面に立たされていると述べた。チャイバン氏は、子どもを含む民間人に対する攻撃は国際法違反であり、子どもたちが安全に登校できるようにすべきだと語った。

ダマスカスでの爆発は、アサド大統領に忠誠を誓う軍が2018年に市の周辺を反体制派から奪還して以降、まれな出来事となっている。

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