内戦続くシリアで大統領選、現職のアサド氏が勝利へ

シリア大統領選、専門家からは「不正選挙」の声

(CNN) 内戦が続く中東シリアで26日、大統領選の投票が行われたが、多くの専門家や活動家からは現職のアサド大統領(55)のために不正に仕組まれたものとする見方が出ている。

アサド氏は、戦争犯罪や人道に対する罪などで繰り返し批判されているが、2011年の内戦以来2度目となる今回の大統領選で勝利するとみられている。

アサド氏は2014年、政府が実効支配する地域での選挙で、88.7%の票を得た。当時は反体制派が多くの地域を実効支配していたほか、トルコが北西部の一部を実効支配しており、米軍が北東部に駐留していた。

内戦の影響で数十万人が死亡し、数百万人が住む場所を追われた。

今回の大統領選には知名度の低い候補者2人も出馬した。

米国と英国、フランス、ドイツ、イタリアは共同で声明を発表し、今回の選挙は自由でも公平でもなかったと指摘した。

大統領選はシリア経済が大きく落ち込むなかで行われた。通貨は下落し、90%近くが貧困に陥っている。食料価格は高騰し、シリア人の大部分は必需品をかろうじて購入できている状況だ。

米シンクタンク「アトランティック・カウンシル」のシニアフェロー、ジョマナ・カドゥア氏は、今回の大統領選について、国際社会は起こらなかったこととして扱うべきだと指摘。大統領選で経済状況や政治状況が変わることはなく、シリアの人々は現在も今後も抑圧されたままだとの見方を示した。

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