レバノン首都で銃撃戦、6人死亡 爆発調査めぐるデモ隊への発砲から発展

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(CNN) レバノンの首都ベイルートで14日、昨年8月に起きた港湾爆発事故の調査に抗議するデモ隊への発砲から路上での銃撃戦に発展し、少なくとも6人が死亡した。レバノンにおいて過去10年あまりで最悪の暴力事件となった。

デモではイランを後ろ盾とするイスラム教シーア派組織ヒズボラや、ヒズボラと協力関係にあるシーア派政党「アマル」の支持者数百人が司法機関の建物に向かって行進していた。内務省や軍の声明、地元放送局によると、その際に建物の屋上にいたスナイパーから発砲があり、デモ隊や記者は避難を強いられた。

デモ隊は港湾爆発事故の調査を主導する判事の解任を求めていた。この事故では200人以上が死亡、数千人が負傷している。

SNSの映像には、覆面姿の人物らが路地やゴミ箱の後ろなどから、対戦車りゅう弾兵器やAK47ライフルを発射する様子がとらえられている。覆面姿の人物らはデモ隊とつながりがあるとみられる。

レバノン赤十字によると、衝突で6人が死亡、30人以上が負傷。レバノン軍の14日の声明によると、衝突後に9人が逮捕された。

攻撃を受けたとみられる建物の内部からは煙が立ち上った。衝突の中心となったタヨウネ地区は1975~90年のレバノン内戦の発端となった場所に近く、さらなる混乱が懸念されている。

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