ベイルート爆発を調査の裁判官、ヒズボラから脅迫受ける レバノン

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爆発後の様子=2020年8月5日、レバノン・ベイルート港/Daniel Carde/Getty Images

爆発後の様子=2020年8月5日、レバノン・ベイルート港/Daniel Carde/Getty Images

ベイルート・レバノン(CNN) レバノンの首都ベイルートの港湾地区で昨年発生した爆発をめぐり、同国のイスラム教シーア派組織ヒズボラが最近、調査に当たっている裁判官に対して脅迫のメッセージを口頭で伝えていたことが分かった。状況を知る情報筋がCNNに対して明らかにした。

この情報筋によると、ヒズボラの高位メンバーであるワフィク・サファ氏は、名前が明かされていない仲介人を通して、タレク・ビタル裁判官を脅迫。メッセージの内容を伝えた仲介人は、同裁判官の知人かつ信頼を寄せる人物で、サファ氏の名前を言及していたという。

調査に当たっている裁判官のタレク・ビタル氏/from national news agency
調査に当たっている裁判官のタレク・ビタル氏/from national news agency

サファ氏はイランの支援を受ける武装組織ヒズボラの連絡調整部門のトップを務めている。2019年には、輸出入禁制品を密輸し、移動を容易にするため、レバノンの港湾および国境検問所を利用しているとして、同組織を代表して米財務省の制裁リストに加えられた。

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