暴力振るう夫を射殺した女性、執行猶予付き判決で自由の身に 仏

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親類とともに裁判所入りするバレリー・バコ被告(中央)/Laurent Cipriani/AP

親類とともに裁判所入りするバレリー・バコ被告(中央)/Laurent Cipriani/AP

パリ(CNN) フランス中部シャロンシュルソーヌの裁判所は25日、暴力を振るう夫を射殺したとして殺人の罪に問われたバレリー・バコ被告(40)に対し、禁錮4年執行猶予3年の判決を言い渡した。弁護士によると被告はすでに1年を刑務所で過ごしていたため、同日自由の身で裁判所を後にすることになった。

バコ被告は裁判所の外で記者団に対し、裁判所と自身に寄せられたすべての人の支援に感謝したいと述べた。そのうえで、他のすべての女性やあらゆる虐待問題のための戦いがこれから始まるとの認識を示した。

「安堵(あんど)はしていない。むしろ心身ともに空っぽの状態だ」(バコ被告)

被告の弁護士は、判決が「大きな勝利」だと付け加えた。

バコ被告は2016年に自衛のため、ダニエル・ポレットさんを射殺したことを認めていた。裁判文書によると、被告はわずか12~13歳のころからポレットさんに強姦されるようになったという。

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