ビリー・ジョエルさんが近況報告、「治療中」だが「元気」 脳疾患でツアー中止
(CNN) 脳に影響を及ぼす正常圧水頭症(NPH)と診断され、ツアーをキャンセルした米国のシンガーソングライター、ビリー・ジョエルさんが近況を明らかにした。
ジョエルさんは21日のポッドキャストの番組で、症状は治っておらず、治療中ではあるが、全体的には「元気」だと明らかにした。
「バランス感覚がひどい。まるで船に乗っているような感じだ」とジョエルさんは述べた。「気分はいい。脳障害と言われ続けるから実際よりずっとひどいように聞こえるのだと思う」
NPHは「極めて珍しい症状で」、 エール大学医学部によると、脳脊髄液(のうせきずいえき)が過剰に貯留すると発症する。65歳以上でNPHの診断を受けるのは3%に満たず、男女のいずれにも等しく発症する。
ジョエルさんは5月、NPHの治療のためツアーを中止したと発表した。当時の声明では、最近のコンサートによって症状が悪化し、聴覚や視覚、平衡感覚に支障が出たと説明していた。
声明は「医師の指示の下、ビリーは特殊な理学療法を受けている。また現在の回復期には公演を控えるよう勧告されている」とし、「ビリーは素晴らしい治療を受けられていることに感謝しており、自身の健康を最優先にすると約束している」と述べていた。