店員殴ったベルギー大使夫人、外交特権を行使 韓国ソウル

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駐韓ベルギー大使夫人と店員との口論の様子を捉えた画像=4月9日、韓国ソウル/Provided

駐韓ベルギー大使夫人と店員との口論の様子を捉えた画像=4月9日、韓国ソウル/Provided

ソウル(CNN) 駐韓ベルギー大使の妻が先月、ソウル市内の衣料品店で店員を平手打ちした問題で、警察は18日までに、妻が外交特権を行使し、刑事訴追を免れたことを明らかにした。

ピーター・レスクイエ駐韓大使は先週、インスタグラムに投稿した動画を通し、「店での扱いに腹を立てる理由はあったかもしれないが、身体的暴力を振るう行為は断じて容認できない」と強調。妻本人も反省し、店側に直接謝罪したがっていると述べた。

一方、ソウル警察は声明で、大使の妻が外交特権を行使したと発表した。外交官とその家族の免責特権は「外交関係に関するウィーン条約」で規定され、韓国も同条約に署名している。ただし本人が特権を放棄することもできる。

ネット上で拡散した防犯カメラの映像には、先月9日に妻が衣料品店の店員2人と言い争う場面が映っていた。

店員のうち1人が妻の上着を見て、店から盗んだ商品だと思い、声を掛けたためだ。

この店員が匿名でCNNに語ったところでは、妻の言葉が理解できず、内側のラベルを見ようとした。店の外まで追い掛けたが、上着が店の商品ではないと分かって英語で謝罪し、店内へ戻ったという。

続いて入ってきた妻が怒りをあらわにして店員らを突き飛ばし、1人の顔を平手打ちする映像が残っている。

店側は「権力を乱用する者によって再びこういうことが起きないよう、この映像を提供する」と説明した。

ベルギー大使館によると、妻はその後病院に収容されたが、すでに退院している。

外交特権をめぐっては、米外交官の妻が英国で死亡交通事故を起こしながら訴追を免れたことを受け、米英両国が昨年、独自にルールを変更すると表明した。

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