インドの米外交職員コロナ陽性100人以上、現地スタッフ2人が死亡

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新型コロナウイルスの第2波がインドで猛威を振るっている=4月25日、ニューデリー/Adnan Abidi/Reuters

新型コロナウイルスの第2波がインドで猛威を振るっている=4月25日、ニューデリー/Adnan Abidi/Reuters

(CNN) インドの米外交拠点でここ数週間のうちに、職員100人以上が新型コロナウイルス感染の検査で陽性反応を示し、現地採用のスタッフ2人が死亡したことが分かった。事情に詳しい関係者2人がCNNに語った。

インドでは先月から始まった第2波が猛威を振るい、世界最悪のペースで感染が拡大している。

米国は首都ニューデリーに大使館、5都市に領事館を置いている。陽性者や死者がどの施設で出たのかは明らかでない。各施設からは通常業務を当面停止するとの発表が相次いでいる。

国務省報道官は26日の記者会見で、プライバシーへの配慮から、職員の症例は公表できないと述べた。

同関係者の1人によると、インドに駐在する米外交要員やその家族、現地採用スタッフへのワクチン供給は2週間前に始まったばかり。その一方で米国からは先月19日にオースティン国防長官、今月6日にケリー大統領特使(気候変動問題担当)が訪印していた。

情報筋の話によれば、一部のスタッフはワクチン供給の予定がはっきりしないことに不満を示し、すでに接種を受け始めた欧州や本国のスタッフに比べて優先順位が低いと感じていた。

米国のブリンケン国務長官は2月の時点で、在外公館の職員らがワクチン供給のペースに不満を持っていることを認めていた。国務省報道官は今月、在外要員への供給が18日までに完了したと発表した。

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