イラン外相、革命防衛隊や司令官を批判 録音テープが流出

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イランのザリフ外相。イラク外相との共同会見での様子=26日、バグダッド/AHMAD AL-RUBAYE/AFP via Getty Images

イランのザリフ外相。イラク外相との共同会見での様子=26日、バグダッド/AHMAD AL-RUBAYE/AFP via Getty Images

(CNN) イランのザリフ外相が同国の革命防衛隊や暗殺された同隊「コッズ部隊」のソレイマニ司令官を批判した会話を録音したテープが25日、イランのメディアに流出した。

テープはイランのジャーナリストで経済学者のサイード・ライラズ氏による研究プロジェクトの一環で録音されていた。3時間にわたるインタビューで、ザリフ氏はソレイマニ司令官が外交政策を指揮し、米国などと2015年に結んだ核合意「包括的共同行動計画(JCPOA)」を傷つけようとしていたと述べた。

ザリフ氏はまた、軍の行動がイランの外交政策を損ない、暗い影を落とす結果になったとも発言。特にシリアで、革命防衛隊が反政府勢力を制圧しようとするアサド大統領を支援しようとしていたことに言及。「私の外交政策はいつも、亡くなったカセム・ソレイマニ氏の軍事行動の代償を払わされた。その逆はなかったが」と語った。

ザリフ氏の知らないところで、ソレイマニ司令官がイラン航空の民間機でテヘランからダマスカスに軍事物資や要員を運ぼうと、核合意に基づく制裁解除を利用した点にも触れた。

ザリフ氏のテープは、ソレイマニ司令官に対するまれな内部批判を明らかにするものとなる。昨年1月の米軍の無人機による空爆で殺害された同司令官は、海外での軍事作戦を指揮するコッズ部隊の強力な指導者だった。

この時期にテープが流出したことは疑問を抱かせる。イランでは6月に選挙が迫り、ロハニ大統領やザリフ氏などの比較的穏健な勢力と保守強硬派が議席を争っている。

イランは核計画やJCPOAへの復帰をめぐり、ウィーンで主要国との交渉に参加中。

テープの信ぴょう性は公式には確認されていない。だが外務省報道官は週次の記者会見でそれを否定しなかった。ただ、文脈を無視して引用され、公式なスタンスを示しているものではないと言及。流出したテープは「最初からインタビューではなく、インタビューと想定されていたわけでもない。政権内で交わされる通常の秘密の会話の一部だ」と述べた。

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