イタリア、一部地域で再ロックダウン 仏パリは行動制限厳格化

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ロックダウン開始の前日、サンカルロ広場でマスクを着用している人々=イタリア北西部ピエモンテ州/Stefano Guidi/Getty Images

ロックダウン開始の前日、サンカルロ広場でマスクを着用している人々=イタリア北西部ピエモンテ州/Stefano Guidi/Getty Images

(CNN) 新型コロナウイルスの第2波を受け、感染拡大が特に深刻なイタリアの地域は6日、再びロックダウン(都市封鎖)に入った。イタリアではこの前日、1日あたりの感染者と死者の数が過去最多を更新していた。

イタリアは全国で午後10時から午前5時まで外出が禁止されており、飲食店は午後6時で店を閉じる。一部の地域ではさらに厳しい制限も課されている。

ロンバルディア、ピエモンテ、バレダオスタ、カラブリアの各地域は今回、最も警戒度が高い「レッドゾーン」に指定され、必要不可欠な用事以外では外出できない。「オレンジゾーン」の住民も、仕事や健康以外の理由で街を離れることは禁止され、飲食店は配達と持ち帰りのみの営業となっている。

イタリアでは5日、新規感染者が3万5505人、死者が445人報告された。保健省のデータによると、累計の感染者は82万4879人、死者は4万192人に上る。

フランス・パリのサンミッシェル地区=3日/Alain Jocard/AFP/Getty Images
フランス・パリのサンミッシェル地区=3日/Alain Jocard/AFP/Getty Images

隣国のフランスも、より厳格な行動制限を発表した。フランス保健当局によると、5日の新規感染者は過去最多の5万8046人に上るといい、累計感染者は欧州で最多の160万人に達している。

首都パリでは6日から、午後10時から午前6時までの間、食品の配達や持ち帰りならびに酒類の販売が禁止される。

フランスのベラン保健相は5日の会見で、「第2波が我々を襲っている。猛烈な勢いだ」と指摘。このペースで感染拡大が続けば、第2波は第1波より深刻かつ長期化する可能性があり、事態が落ち着くのは12月半ばになる可能性があるとの見方を示した。

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