ウィーンの銃乱射テロ、死者3人に 警察は銃撃犯宅に突入

ウィーン中心部で発砲、テロとの見方

ウィーン(CNN) 2日夜に発生したオーストリア首都ウィーンでの銃乱射事件で、死者が男性2人、女性1人の計3人となった。当局は「イスラム主義者」による攻撃として捜査を続けている。

3人の死者とは別に銃撃犯1人が警察官に射殺された。ネハンメル内相は3日朝の記者会見で、銃撃犯は襲撃時に偽物のベルト式の爆弾を装着していたと説明。過激派思想を抱き、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」に同調する人物だったとの認識を示した。

警察は3日、銃撃犯の集合住宅の自宅に爆薬を使い突入。その周辺地域でも捜索が進められている。

ウィーン中心部の通りで警戒する警察官/Joe Klamar/AFP/Getty Images
ウィーン中心部の通りで警戒する警察官/Joe Klamar/AFP/Getty Images

初期段階の報告では、複数の銃撃犯がウィーン市中心部の6カ所で銃撃を行ったとの説明があった。だが、当局はその後、警察が射殺した男がより大きなグループの一員だったとの見方に疑問を呈し始めている様子だ。警察の説明は3日朝には「もっと襲撃犯はいると推測している」との内容になり、ネハンメル内相も「もっと襲撃犯がいたことは排除されない」と表現している。

警察は事件後に寄せられた2万本を超える動画の検証を開始。35人の捜査チームでその2割を調べ終えたとしている。

銃撃は2日の夜8時ごろに、同市内のシナゴーグ(ユダヤ教礼拝所)付近の繁華街で始まった。3日から全土で始まるロックダウン(都市封鎖)の直前の時間帯で、市民が最後の自由な時間を楽しんでいた。

当局は同日夜に逃亡した銃撃犯が少なくとも1人いると発表。ウィーン市内には武装した当局者が配備され安全の確保に努めた。クルツ首相は攻撃の実行者がプロの準備をして、自動小銃で武装していたと述べ、「間違いなくテロ攻撃だ」との見解を示した。

ウィーン中心部のシナゴーグ付近の銃撃事件に出動する警察/CHRISTIAN BRUNA/EPA-EFE/Shutterstock
ウィーン中心部のシナゴーグ付近の銃撃事件に出動する警察/CHRISTIAN BRUNA/EPA-EFE/Shutterstock

負傷者は警察官1人を含む15人で、病院で手当てを受けている。

ネハンメル内相は3日朝の会見で、「昨日の攻撃は我々の価値観に対する攻撃であり、民主主義社会を弱め分断しようとする完全に無意味な試みだった」「このような事件を決して許さない」と強い口調で非難した。

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