米、インドが安保協力協定に調印 中国にらみ

外務・防衛担当閣僚協議のため印ニューデリーの空港に到着したポンペオ米国務長官/ADNAN ABIDI/AFP/POOL/AFP via Getty Images

外務・防衛担当閣僚協議のため印ニューデリーの空港に到着したポンペオ米国務長官/ADNAN ABIDI/AFP/POOL/AFP via Getty Images

香港(CNN) 米国、インド両国は29日までに、情報共有を拡大し、防衛協力を一層進める協定に調印した。インド太平洋地域で軍事活動を先鋭化させる中国へのけん制を狙っている。

米国のエスパー国防長官とインドのシン国防相がインドの首都ニューデリーで記者会見に臨み、協定への調印を発表した。

エスパー長官は「共有する価値観と利益に基づき、自由な開かれたインド太平洋地域を支えるため共に立つ」とし、中国による侵略的かつかく乱を生じさせる行動が増えていることに注意を向けた。

シン国防相は協定の調印は「国際海域における法治と自由な航行に関する双方の現在の決意をさらに深めるものだ」とし、全ての国家の領土主権などを支持すると強調した。

両国防相の共同声明では、米国が地理空間上の諜報(ちょうほう)をインドに提供することでインドが国境周辺で自国の兵器システムの命中精度を向上し得る可能性も示唆した。インド軍と中国軍は今年6月、ヒマラヤ地域の国境線未画定地域で死者も出す衝突を起こした。事態打開の兆しはまだ見えていない。

インドと米国は来月、インド洋で両国海軍の共同演習「マラバール」を実施する予定。演習には日本とオーストラリアも加わる見通し。この4カ国の連携枠組みは「クアッド」とも呼ばれ、中国の軍事力に対抗する「アジア版の北大西洋条約機構(NATO)」につながり得るとの見方もある。

中国の国営メディアは、クアッドは「利己的な利益追求を狙う軍事面や安全保障上の協力をにらんでいる」と批判的な論調を展開している。

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