米国の状況、2022年まで正常に戻らない可能性も ファウチ所長

米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長/University of Melbourne

米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長/University of Melbourne

(CNN) 秋の深まりに伴って新型コロナウイルスの感染者が急増するなか、米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は27日、国内の状況は2022年まで正常に戻らない可能性があるとの認識を示した。

米国では数カ月以内にワクチンが実用化される見通し。しかしファウチ氏は、「国民の大部分」にワクチンが行き渡るのは21年第2~3四半期になる可能性があると述べ、先行きに改めて警戒感を示した。

この発言は豪メルボルン大学で27日に行われた会合で出たもので、「多少なりとも正常な様子に戻り始めるのは21年末になる可能性が高く、もしかしたらその翌年までかかるかもしれない」としている。

ファウチ氏は28日にはオンラインでの質疑応答を行い、冬の到来を控え米国の状況は良いとは言い難いと説明。「今や(1日あたりの)平均感染者は7万人に上る。これは悪い状況だ」と述べた。

ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、米国では今月、29州で1日あたりの感染者が流行開始以来最多になった。

感染拡大の原因は検査の増加だけではない。今週は1日あたりの新規感染者の平均人数が先週から21%増えた一方、コロナ追跡プロジェクトによると、同じ時期の検査数の伸びは6.63%にとどまる。

ブラウン大学公衆衛生大学院のアシシュ・ジャー研究科長は「感染者は急速に増えている」との見方を示し、9月7日のレーバーデー(労働者の日)の時点では1日あたり約3万5000人だったが、最終的に1日10万人に達しても驚かないと述べた。

ジョンズ・ホプキンス大によると、27日に報告された米国の感染者は少なくとも7万3240人、死者は985人に上る。

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