ベラルーシ大統領選の野党候補者、隣国へ逃れる 不正訴える抗議デモの最中

ベラルーシの大統領選挙後に記者会見を行ったチハノフスカヤ氏=10日/Sergei Gapon/AFP/Getty Images

ベラルーシの大統領選挙後に記者会見を行ったチハノフスカヤ氏=10日/Sergei Gapon/AFP/Getty Images

モスクワ(CNN) 東欧ベラルーシの大統領選に現職の対立候補として臨んだスベトラーナ・チハノフスカヤ氏が、同国を後にし、現在は隣国リトアニアにいることが分かった。同氏の選挙陣営が11日に明らかにした。

9日に行われた選挙は現職のルカシェンコ大統領が圧勝したとの結果が出ていた。これを受けチハノフスカヤ氏は、選挙に不正があったとして票の再集計を求めた。

国内では選挙結果に対する抗議デモが発生。治安部隊がこれを鎮圧する事態となっていた。チハノフスカヤ氏の陣営によると、ベラルーシを出ることを余儀なくされた同氏は現在、子どもたちとともにリトアニアにいるという。

リトアニアの外相は11日朝、チハノフスカヤ氏が国内にいると発表した。

チハノフスカヤ氏は、ベラルーシを出るにあたり、夫のユーチューブチャンネルに動画を投稿。疲れ切った様子で「非常に難しい決断を、自分自身で下した。大勢の人が理解してくれるはずだが、私を非難したり憎んだりする人も多いだろう。それでもあなた方が私のような選択を迫られることは決してない」と述べた。

2~3時間後には、政権寄りのチャンネルがメッセージアプリでチハノフスカヤ氏の別の動画を共有した。その中で同氏は紙を読み上げる形でベラルーシの国民に抗議行動を止めるよう要求。選挙結果について「国民が自ら選択した」と、不正があったとする自身の主張を完全に翻す言葉も口にした。

2本目の動画がいつ、どこで撮影されたのかは不明だが、ソーシャルメディア上ではチハノフスカヤ氏について、脅迫を受けて国外へ行かざるを得ない状況になったのではないかという臆測が飛び交った。

チハノフスカヤ氏の陣営は9日、CNNの取材に対し、これまで選挙運動にかかわった9人が逮捕されていると明らかにした。チハノフスカヤ氏の夫で著名ユーチューバーのセルゲイ・チハノフスキー氏も、5月以降当局に拘束されている。

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