母の形見のぬいぐるみが盗難被害、最後の声を録音 有名人も捜索に協力

死去した母親からマラ・ソリアーノさんに贈られたクマのぬいぐるみ/courtesy Mara Soriano

死去した母親からマラ・ソリアーノさんに贈られたクマのぬいぐるみ/courtesy Mara Soriano

(CNN) カナダのバンクーバーに住む女性が、何者かに盗まれた母の形見のクマのぬいぐるみを探している。ぬいぐるみには母が残した最後のメッセージが録音されていたといい、俳優などの有名人も、賞金の提供を申し出るなどしてぬいぐるみ探しに協力を呼びかけた。

盗まれたのは、赤と白のドレスに白いジーンズのジャケットを羽織ったクマのぬいぐるみ。持ち主のマラ・ソリアーノさん(28)が婚約者と一緒に転居した際、貴重品と一緒にかばんに入れていたが、慌ただしさの中で目を離したすきに盗まれた。

「私にとっては本当に大切なものだった。母が私のためだけに、愛している、誇りに思う、ずっと一緒にいる、と言ってくれた言葉が録音されていた」「母を恋しく思うたびに、抱きしめていた」。ソリアーノさんはCNNの取材にそう語った。

母のマリリンさんは2019年6月29日、がんとの闘病の末に53歳で死去した。亡くなる少し前に母から贈られたのが、自身の声を録音したクマのぬいぐるみだった。クマは母と同じように、黒縁のメガネをかけていた。

ぬいぐるみは、パスポートや保険証、iPadやニンテンドースイッチなどの貴重品と一緒にかばんの中に入っていた。

マラ・ソリアーノさんと母親のマリリンさん/courtesy Mara Soriano
マラ・ソリアーノさんと母親のマリリンさん/courtesy Mara Soriano

ソリアーノさんは24日、婚約者と一緒にトラックを借りて荷物を積み込み、バンクーバー市内の新居へ引っ越した。

ところが荷物の積み下ろしを手伝いに来てくれるはずだった友人の1人が自転車事故を起こした。

「私は何もかもトラックの前に置いて、できるだけ早く友人のところへ駆けつけようとした」「急ぐあまり、あのかばんをトラックの前に置いたことを婚約者に告げていなかった。婚約者はすぐに後部から荷物を積み下ろし始めた。あれが車の前にあることさえ知らなかった」。

友人は無事、病院にたどり着くことができた。しかしソリアーノさんが新居に戻ってみると、大切なかばんがどこにも見当たらなかった。

防犯カメラを確認したところ、かばんを持って立ち去る人物の姿が映っていた。

この話がCBCニュースで報じられたことをきっかけに、盗まれたぬいぐるみのうわさはソーシャルメディアで拡散。カナダの俳優ライアン・レイノルズさんもソリアーノさんを思いやり、25日のツイッターで、「このクマを返してくれた人に5000ドルを支払う。質問は一切しない」と呼びかけた。

ダニエル・レヴィさん、ザック・ブラフさんなどの有名人も、協力を呼びかけるツイートを投稿している。

ソリアーノさんは26日、バンクーバー市内を歩き回ってぬいぐるみ探しのポスターを張り出し、バンクーバー警察もツイッターで市民に情報提供を呼びかけた。

ソリアーノさんによると、幾つか情報は寄せられたものの、26日午前の時点でまだぬいぐるみは見つかっていない。

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