トロント・ブルージェイズ、カナダ本拠地での試合認められず

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ブルージェイズの本拠地ロジャーズ・センターでの紅白戦の様子=7月9日/Mark Blinch/Getty Images

ブルージェイズの本拠地ロジャーズ・センターでの紅白戦の様子=7月9日/Mark Blinch/Getty Images

(CNN) カナダ移民・難民・市民権省は20日までに、カナダのトロントに本拠地を置く、米大リーグのトロント・ブルージェイズについて、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、本拠地での試合を認めない方針を明らかにした。

ブルージェイズは当初、本拠地のロジャーズ・センターでのキャンプについて、すべての選手が隔離状態に置かれることに同意する限り、例外が認められていた。大リーグは今月23日に開幕する。

カナダ政府は声明で、大リーグのレギュラーシーズンで求められている国境を越えた移動について、カナダ人の健康と安全を適切に守ることにつながらないと決定したと明らかにした。ブルージェイズが新型コロナウイルスの感染の危険性の高い場所でのプレーを求められているとも指摘した。

経済やカナダの人々にとってのプロスポーツの重要性は認識しているとしながらも、カナダ人の健康と安全を守るため専門家からのアドバイスに基づき国境に関する決定を継続するとしている。

カナダの法律では、米国からカナダに入国する人は全員が14日間の隔離措置の対象となる。トロント市では10人以上の集会も禁止されている。

ブルージェイズのレギュラーシーズンの本拠地は、傘下のAAAのチームが本拠地としている米ニューヨーク州バッファローや春季キャンプを行う米フロリダ州ダニーデンが選択肢となりそうだ。

球団の広報担当はCNNの取材に対し、フロリダ州で新型コロナウイルスの感染件数が急増していることから、バッファローのほうが好ましいとの見方を示した。

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