スペイン北東部、コロナ感染者急増でロックダウン再導入 20万人が対象

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スペイン北西部でロックダウン(都市封鎖)が再導入される/PAU BARRENA/AFP/AFP via Getty Images

スペイン北西部でロックダウン(都市封鎖)が再導入される/PAU BARRENA/AFP/AFP via Getty Images

(CNN) スペイン北東部カタルーニャ自治州のトラ首相は4日、同州リェイダ近郊のセグリア郡に住む約20万人を対象に、新型コロナウイルス感染拡大を抑えるためのロックダウン(都市封鎖)を発令したことを明らかにした。

同国の緊急事態宣言が先月21日に解除されてから、ロックダウンが導入されるのは初めて。トラ氏は記者会見で、感染者の急増が確認されたことを受けた措置だと説明した。

州政府の報道担当者2人がCNNに語ったところによると、4日正午以降、セグリア郡への出入りは通勤や介護の目的を除いて禁止され、境界上の24カ所で警察が検問を実施する。

住民が必要不可欠な用件で郡内を移動することは認められるが、公の場での集まりは10人以下に制限される。措置の期限は設けられていない。

同郡ではこの2~3週間、農場の季節労働者や高齢者介護施設、路上生活者の宿泊所などで集団感染が起きていた。

ストレッチャーを移動させる救急隊員=4日、カタルーニャ州リェイダ/PAU BARRENA/AFP/AFP via Getty Images
ストレッチャーを移動させる救急隊員=4日、カタルーニャ州リェイダ/PAU BARRENA/AFP/AFP via Getty Images

スペインでは新型ウイルスの感染者が25万人に達し、死者は2万8000人を超えたが、3カ月半におよぶ全国的なロックダウンを経て感染拡大が減速。緊急事態宣言の解除とともに、対策の決定権は各州政府に戻された。

国内ではその後、特定の店舗や介護施設、パーティーなどで約50件の集団感染が報告されたが、セグリア郡ほどの規模には至っていない。

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