全学童にはしかの予防接種義務付け、独政府

ドイツ政府が、すべての子どもにはしかの予防接種を義務付ける法案を提出する/JOHANNES EISELE/AFP/AFP/Getty Images

ドイツ政府が、すべての子どもにはしかの予防接種を義務付ける法案を提出する/JOHANNES EISELE/AFP/AFP/Getty Images

(CNN) ドイツ政府は18日までに、小学校や幼稚園の入学前、全ての子どもにはしか(麻疹)の予防接種を義務付ける法案を提出することを明らかにした。

議会が承認した場合、応じない両親には最高で2500ユーロ(約30万3000円)の罰金を科す。入学前、接種を受けたとの証拠の提示も必要となる。

今回の措置はドイツではしか患者の数が欧州でも最多級との事実が判明したことへの対応策となっている。欧州疾病予防管理センターによると、昨年3月から今年2月までの間、ドイツでは651人が発症した。

今年6月中旬までには429件が確認され、ドイツ保健省は感染は拡大している可能性があるとの危機感を抱いている。

はしかのワクチン接種は2回ある。世界保健機関(WHO)によると、1回目の接種を受けたドイツの子どもは2017年の統計で97%だが、2回目は93%に減少した。専門家によると感染の完全防止には接種を受けた比率は約95%が必要。

はしかは近年、米欧のような高所得国、アジアやアフリカなどの低所得国の区別なく感染拡大が目立っている。ワクチンへの恐怖心や接種を受ける機会の不足に加え、ワクチンが自閉症をもたらすとの思い込みなどが背景要因として指摘される。

WHOは今年、ワクチン接種への抵抗や拒否を国際的な健康増進を図る上での脅威10項目の1つとした。WHOによると、高所得国ではしかの予防接種を受けない子どもの人数では米国が最多となっている。

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