ロシア拘束のウクライナ船員、国際海洋法裁が解放を命令

艦船の衝突時とされる映像

(CNN) 黒海周辺で昨年、ウクライナ艦船の乗組員24人がロシアに拘束された問題で、国際海洋法裁判所(独ハンブルク)は25日、ロシアに全員の即時解放を命じた。

ロシア本土と同国が実効支配するウクライナ南部クリミア半島との間のケルチ海峡で昨年11月、ウクライナ軍の砲艦2隻とタグボート1隻がロシア艦船に襲われ、乗組員が拘束された。

ウクライナによると、艦船は黒海から同海峡を抜け、アゾフ海沿岸のマリウポリに向かおうとしていた。ロシア側は艦船が同国の領海を侵犯し、危険なコースを航行したと非難した。

ウクライナ側が乗組員の釈放を求めたのに対し、ロシア側はその要請を認めてこなかった。公判への出廷にも応じず、在ドイツ大使館を通して、国際海洋法裁にこの件を取り上げる管轄権はないとの通知を送付していたという。

ウクライナのゼルカリ外務次官は裁判所の命令について、ロシアが国際法違反の罪を免れないとの事実を明示しているとコメント。ロシア当局が命令に従うことを期待していると述べた。

ケルチ海峡はウクライナにとって、黒海へ通じる重要な航路。一方でロシアからクリミア半島への最短ルートでもある。ロシアは昨年、同海峡を渡る橋を開通させた。

ロシアとウクライナの間ではクリミア半島やウクライナ東部の分離独立派勢力をめぐり、緊張した関係が続いている。

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