ウクライナ大統領選、決選投票へ コメディアン候補が首位

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
コメディアンのボロディミル・ゼレンスキー氏が票を投じる様子=3月31日/GENYA SAVILOV/AFP/AFP/Getty Images

コメディアンのボロディミル・ゼレンスキー氏が票を投じる様子=3月31日/GENYA SAVILOV/AFP/AFP/Getty Images

ウクライナ・キエフ(CNN) ウクライナで31日に大統領選挙の投票が行われ、出口調査によると、コメディアンのボロディミル・ゼレンスキー氏が得票率でトップに立った。しかしいずれの候補も過半数を獲得できず、4月21日に決選投票が行われることになった。

黒海に面したクリミア半島は2014年、ロシアに併合され、ウクライナ東部はロシアにあおられる形で分離独立紛争に火が付いた。国連の推計によると、この紛争による死者は今年2月15日の時点で約1万3000人に上る。民間人は少なくとも3321人、戦闘員は約9500人が命を落とした。

現職のペトロ・ポロシェンコ大統領は選挙戦でロシアに対する強硬姿勢を強調し、このほどツイッターに掲載した声明では、ロシアのプーチン大統領を対立候補と位置付けた。

ウクライナ国営通信社の出口調査によると、31日の投票ではゼレンスキー氏が30.4%の票を獲得した。同氏はテレビで活躍するコメディアンで政界へは初進出。次いでポロシェンコ大統領が得票率17.8%、ユリア・ティモシェンコ元首相は14.2%となっている。

ティモシェンコ元首相は記者会見で、ゼレンスキー氏がトップに立ったことを認めた。ただ、ティモシェンコ元首相を2位とする出口調査もあり、ポロシェンコ大統領とティモシェンコ元首相が2位の座を争っている。

「プーチン大統領」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]