500日超拘束のロイター記者2人、恩赦で釈放 ミャンマー
(CNN) ミャンマーの少数派イスラム教徒ロヒンギャが殺害された事件を取材して国家機密法違反の罪に問われ、500日以上も収監されていたロイター通信のミャンマー人記者2人が7日、大統領の恩赦により釈放された。
ワローン氏とチョーソーウー氏は2017年12月から拘束されていた。ワローン氏は釈放後、支援者らに感謝すると述べ、家族や同僚らと再会できる喜びを語った。
ロイター通信のアドラー編集主幹は両氏を「勇気ある記者」「報道の自由の重要さを示す象徴」とたたえ、釈放を歓迎した。
両氏の担当弁護士は、ロイター通信とアドラー氏らが勇敢な2人の記者のため、敢然と正義を追求してきた姿勢に感銘を受けたと語った。
両氏は裁判で、情報提供者を装った警官のわなにかけられたとして無罪を主張したが、18年9月に禁錮7年の刑を言い渡された。最高裁への上訴が先月棄却され、弁護士らは恩赦を待つしかないとの見方を示していた。