生物100万種が絶滅の恐れ、「主犯」は人間 国連機関報告書

密猟などの影響によって生息数が減少しているニシローランドゴリラ/OLI SCARFF/GETTY IMAGES

密猟などの影響によって生息数が減少しているニシローランドゴリラ/OLI SCARFF/GETTY IMAGES

(CNN) 地球に生息する800万種の生物のうち、100万種が人間によって絶滅の危機にさらされている――。国連機関が6日に発表した報告書の中で、そう警告した。

報告書は国連の「生物多様性及び生態系サービスに関する政府間科学政策プラットフォーム(IPBES)」がまとめたもので、50カ国の専門家145人が執筆した。増え続ける人口と貪欲な消費がもたらす自然破壊に警鐘を鳴らしている。

報告書によると、地球上の種が絶滅するペースは、過去1000万年と比べると、平均して数十倍~数百倍に加速している。

主な原因は生息地の縮小、天然資源の採掘、気候変動、公害にあるとされ、絶滅の恐れがある種は両生類の40%、サンゴ礁の33%、海洋生物の3分の1以上に上る。

IPBESのロバート・ワトソン議長は、「我々が依存している生態系の健全性は、かつてないほど急速に悪化している」と述べ、地球を救うためにはその状況を根底から覆すような変化が必要だと訴えた。

この半年前には国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が、壊滅的な地球温暖化を回避できるまでに残された年月は、あと12年を切ったと警告していた。

IPBESでは、人間を生物多様性の破壊をもたらす主犯と位置付け、産業革命前以来、地球上の土地の75%、海洋生態系の66%を改変させたと報告。報告書の共著者でコルドバ大学教授のサンドラ・ディアス氏は、「地球上で我々によって大きく変えられていない場所はほとんど残っていない」との見方を示す。

自然破壊の責任は特に北半球の先進国にあるとディアス氏は述べ、漁業や森林伐採についてはこうした国の「持続不可能な」規模の消費によって、自然が破壊されていると訴えた。

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