ミャンマーから中国に売られる「花嫁」、出産まで拘束 人権団体が報告

教会の行事に参加する国内避難民や地元住民=2018年5月13日、ミャンマー・カチン州/YE AUNG THU/AFP/AFP/Getty Images

教会の行事に参加する国内避難民や地元住民=2018年5月13日、ミャンマー・カチン州/YE AUNG THU/AFP/AFP/Getty Images

セン・ムーンさんの経験は国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)の報告書で紹介されている。報告書の題名は「子どもを産めば逃がしてやる」。ミャンマーのカチン州から中国に売られた例を数十件記している。

セン・ムーンさんは別の人身売買業者の助けにより子どもと一緒に逃れることに成功した。これはまれなケースで、大半の女性は中国に子どもを残したまま帰国せざるを得ないのが実情だ。

子作りのために買われ

HRWによると、カチン州の女性を求める男性が増加した背景には、中国における「一人っ子政策」と長年にわたる男女の産み分けがある。中国ではこれにより、多くの地域で女性が不足しているという。

一人っ子政策が部分的に撤廃された2016年、中国の男女比は女性1人に対して男性1.15人と、世界的に見ても大きくゆがんだ状態だった。

こうしたゆがみは特に農村部で目立つ。農村部では多くの若者が都市に働きに出ており、残った男性は相手探しに苦労している。

報告書によると、人身売買業者は中国人家族に女性を売り渡すことで3000~1万3000ドル(約34万~145万円)を稼ぐ。

大抵の場合、買い手は嫁ではなく子どもを産む女性を探しているだけだ。女性が妊娠するまで繰り返しレイプが行われるという。

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