銃撃犯の名は「決して口にしない」、NZ首相が議会演説

「ヒジャブ」を着けてイスラム教徒のコミュニティーで弔意を表すアーダーン首相/Handout/Getty Images AsiaPac/Getty Images

「ヒジャブ」を着けてイスラム教徒のコミュニティーで弔意を表すアーダーン首相/Handout/Getty Images AsiaPac/Getty Images

(CNN) ニュージーランドのアーダーン首相は19日、議会での演説で、南部クライストチャーチのモスク(イスラム教礼拝所)で15日に起きた銃乱射事件の犯人を強く非難し、その名前を口にするつもりはないと述べた。

アーダーン氏は銃撃犯について、「私がかれの名前を口にするのを皆さんが聞くことは決してないだろう」と断言。「かれはテロリストであり、犯罪者であり、過激主義者だが、私が話す時は名前で呼ばない。皆さんも命を奪った者ではなく、奪われた人々の名前を語ってほしい。あの男は悪名をはせようとしたのかもしれないが、我々ニュージーランド人はかれに何ひとつ与えない。名前さえも」と語った。

アーダーン氏は事件の翌日に現地へ駆け付け、イスラム教徒の女性が髪を覆うスカーフ「ヒジャブ」を着けて遺族らへの敬意を示した。

メディアの報道には、殺人罪で起訴されたオーストラリア国籍のブレントン・タラント容疑者ではなく、アーダーン氏の姿が繰り返し登場し、その迅速な対応に称賛の声が集まっている。

事件発生から数時間後には銃規制の強化を約束し、18日の閣議では原則合意にこぎ着けた。

移民受け入れに積極的な姿勢を示してきたアーダーン氏は19日、「私たちは他国の人々にドアを開き、歓迎の言葉をかける。15日の事件を受けて変わらなければならないのはただ一つ、憎悪と恐れを信奉する全ての者に対して、そのドアを閉ざす必要があるということだ」と訴えた。

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