クジラの死骸から40キロ分のビニール袋、飢えと脱水で死ぬ

死んだクジラの胃の中から約40キロ分のビニール袋が見つかった/Darrell Blatchley/D' Bone Collector Museum Inc.

死んだクジラの胃の中から約40キロ分のビニール袋が見つかった/Darrell Blatchley/D' Bone Collector Museum Inc.

(CNN) フィリピンの海岸に打ち上げられたクジラの死骸の胃の中から、約40キロ分のビニール袋が見つかった。クジラは十分な餌が摂取できなくなり、脱水と飢えのために死んだとみられている。

死骸を調べた海洋生物学者のダレル・ブラッチリー氏によると、死んでいたのはまだ若いオスのアカボウクジラで、やせ衰えて脱水症を起こし、死ぬ前に吐血した形跡があった。

死骸はミンダナオ島のコンポステラバレー州マビニの海岸で見つかり、ダバオで自然史博物館を運営するブラッチリー氏に15日に連絡があった。

死骸を解剖した結果、クジラはプラスチックをのみ込んだことが原因で死んだことが判明。胃の中からは、コメ袋や買い物袋、バナナ栽培に使われる袋など約40キロのビニール袋が見つかった。あまりの量の多さに一部は石灰化していたという。

ブラッチリー氏によると、クジラやイルカは水を飲む代わりに餌から水分を摂取する。しかしこのクジラは大量のプラスチックをのみこんだために十分な量の餌が摂取できなくなり、脱水と飢えで死に至った。

クジラは脱水と飢えで死んだという/Darrell Blatchley/D' Bone Collector Museum Inc.
クジラは脱水と飢えで死んだという/Darrell Blatchley/D' Bone Collector Museum Inc.

クジラの胃の中からこれほど大量のプラスチックが見つかったのは初めてだと同博物館は述べ、水路や海にごみを廃棄し続ける行為に対して各国の政府が行動を起こすよう訴えている。

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