密造酒で94人死亡、150人が入院 インド北東部
(CNN) インド北東部のアッサム州で、密造酒を飲んだ住民少なくとも94人が死亡し、150人以上が病院へ運ばれたことが24日までに分かった。
地元警察はこれまでに2人を逮捕したが、容疑者がどういう役割を果たしていたかは今のところ不明だという。
最初の報告があったのは21日夜。地元当局者によると、死者の大半は茶園の作業員だった。被害は複数の茶園とその周辺の村に広がっていたという。
地元の病院では運び込まれる患者が後を絶たず、州保健相によると近隣の地区や医大から応援の医師らが駆け付けている。
自家製の密造酒は農村部でつくられ、都市で密売される。1杯約10セント(約11円)と、合法的な酒の3分の1ほどの価格だが、毒性のあるメタノールなどが混ぜてあると死を招く危険性がある。
インド北部でも今月、密造酒を飲んで80人が死亡。警察の捜査で8人が逮捕され、約400リットルの密造酒が押収された。
2011年には西ベンガル州で、密造酒により少なくとも168人が死亡した。