代理母から生まれた子ども、同性愛の父に養子縁組認める判決 シンガポール

シンガポールで同性愛の父親に代理母から生まれた息子の養子縁組を認める判決が下った/Shutterstock

シンガポールで同性愛の父親に代理母から生まれた息子の養子縁組を認める判決が下った/Shutterstock

(CNN) シンガポールに住む同性愛の男性が、自分が父親となって米国で代理母から生まれた男の子と養子縁組を結ぶ権利を認めるよう求めていた裁判の控訴審で、シンガポールの高裁は17日、男性の訴えを認めて養子縁組を命じる判決を言い渡した。

2017年の一審判決は、シンガポールで体外受精が異性間のカップルにしか認められておらず、代理母出産は禁じられていることを理由に、男性が男の子を養子とすることを認めなかった。

しかし高裁はこの判断を覆し、男性側の主張を認めた。

原告の男性は46歳の医師で、今は5歳になった男の子がシンガポールの市民権を獲得できるよう、養子縁組を求めていた。

原告の男性とパートナーの男性は、性的指向を理由にシンガポール国内で養子を迎えることは認められないだろうと地元当局に告げられたことから、20万ドル(約2200万円)を払って海外の代理母サービスを利用。男性の精子と匿名の女性から提供された卵子を使い、2013年に米国籍の代理母が男の子を出産した。

代理母は親権を放棄し、男性は息子を連れてシンガポールに帰国した。

シンガポールでは同性婚は認められておらず、男性同士の性行為には2年以下の禁錮刑が定められている。

裁判長は今回の判決について、男性の行為を容認するものとして受け止めてはならないと強調しながらも、子どもの利益を優先し、シンガポール国籍を取得できる公算が大幅に強まるという事情を考慮して、養子縁組を命じる判断を言い渡したと説明した。

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