シンガポールで首相含む150万人分の医療情報流出、サイバー攻撃

ハッカーはリー・シェンロン首相を含む約150万人の医療関連情報を標的にした/Kyodo News/Kyodo News Stills/Kyodo News via Getty Images

ハッカーはリー・シェンロン首相を含む約150万人の医療関連情報を標的にした/Kyodo News/Kyodo News Stills/Kyodo News via Getty Images

(CNN) シンガポール保健省は20日、同国最大の医療グループ「シングヘルス」が大規模なサイバー攻撃を受け、リー・シェンロン首相を含めた約150万人の医療関連情報が流出したと発表した。

シンガポールの総人口は最新統計で約560万人。漏洩(ろうえい)したのは同グループが運営する医院や総合病院を2015年5月から今年7月4日までに訪れていた患者の分となっている。氏名、住所、出生日や身分証明証情報などが含まれている。

ただ、保健省によると医師の診断結果、検査結果や医師の所見に関するものは漏れていない。シングヘルスは患者の電話番号や金融関連情報は流出していないとした。

同首相は患者情報の機密保全などは最優先事項であるとし、今回の攻撃を調べる調査委員会の設置を発表。リー首相の漏洩情報は約16万人分の外来患者用データの中に含まれていた。同首相は自らの情報が特に狙われたとの判断を示したが、ハッカーたちが狙っていたものは承知していないと述べた。

国家機密や少なくとも首相自身を困惑させるものが標的だった可能性に触れた。しかし、奪った情報に中身がなく失望しているだろうとも述べた。

保健省によると、今回の不正侵入は当局がシングヘルスの1つのデータベースで異変を探知したのがきっかけ。6日後にサイバー攻撃と結論付けられた。

サイバーセキュリティー企業「ファイアイ」の責任者は東南アジアでは多くの企業や政府がサイバー上の脅威に直面しているが、危機感を抱き被害の規模を懸念している例は少ないと警告した。

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