重傷負った脱北兵が初インタビュー 北朝鮮の生活を語る

脱北兵、日本メディアに自身の経験語る

(CNN) 昨年11月に北朝鮮から、韓国との軍事境界線上にある板門店で逃走を図り、仲間の銃撃を受けて重傷を負った元兵士がメディアとの初のインタビューに応じた。

当時24歳だった呉青成(オチョンソン)氏は現在改名し、別人として韓国で暮らしている。

越境した時、仲間の兵士たちに5回ほど撃たれたが、韓国兵士らに助けられた。空路病院へ運ばれ、奇跡的に死を免れた。病院で執刀した韓国の軍医によれば、際限のないほど大量の輸血が必要だったという。

呉氏は産経新聞とのインタビューで、自身を撃った仲間の立場に理解を示し、「撃たなければ厳しい罰を受ける。私がかれらの立場でも撃っただろう」と話した。

逃走を決意した理由は軍の仲間との「トラブル」だったというが、詳しくは語らなかった。

入院生活は今年2月まで続き、今も定期的に通院している。片腕の神経を失って感覚がないという。

呉氏は比較的豊かな軍人家庭に生まれ、2010年に入隊。軍事境界線の共同警備区域(JSA)に配置され、上官の運転手を務めていた。

そんな生活の中でも、飢えは大きな問題だった。北朝鮮では「金か権力がなければどぶ川で死ぬしかない」と、呉氏は言う。

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