アフガンのISIS指導者死亡、駐留米軍が確認
(CNN) アフガニスタン駐留米軍は2日、同国を拠点とする過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の分派組織のリーダーが、1週間ほど前の攻撃で死亡したことを確認した。
発表によると、攻撃は東部ナンガルハル州で8月25日に行われ、アフガニスタンのISISリーダーだったアブ・サイド・オラクザイ容疑者が死亡した。
この攻撃については地元当局者の話として、同容疑者など11人が死亡したと伝えられていた。攻撃は、アフガン国家治安当局からの情報に基づき、アフガン軍と米軍率いる有志連合が実行したという。
米国によると、アフガニスタンで米軍がISISの幹部を殺害したのは2016年7月以降、これが3度目だった。
アフガン駐留米軍および北大西洋条約機構(NATO)連合軍のスコット・ミラー司令官は2日に発表した声明で、「米国とその同盟国はアフガニスタンに駐留し、ここから攻撃を計画・準備・指示しようとする地域横断テロ組織のネットワークに対してプレッシャーを維持する」「これはアフガンの治安解決に向けた有志連合の取り組みの一部に過ぎない。だがこの部分は不可欠だ」と強調した。
NATOの発表によると、ミラー氏は同日、同国の首都カブールで行われた式典で、アフガン駐留NATO連合軍司令官の役職を、ジョン・ニコルソン米陸軍大将から正式に引き継いだ。