タイ洞窟での救出活動、ダイバー1人が死亡

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洞窟からの救出、VR画像で解説

(CNN) タイ北部チェンライ県の洞窟に閉じ込められたサッカーチームの少年12人とコーチ1人の救出に当たっていた元タイ海軍所属のダイバーが6日、救出活動中に死亡した。海軍の情報筋が明らかにした。

海軍の特殊部隊に所属していた経歴を持つこのダイバーは同日午前2時、洞窟の入り口から2キロの地点に設置された救出活動の指揮所へ戻る途中、空気が足りず死亡した。

少年らは先月23日、洞窟内に入ったところその後の豪雨で経路が水没したため、内部に取り残された。英国のダイバーによって全員の無事が確認されたのは今月2日。現在も水は引いておらず、脱出の手段として、フルフェイスの酸素マスクを装着させて泥で濁った水の中を潜水させるといった方策が検討されている。

少年らのいる地点から洞窟の外の安全な場所へ泳ぎ切るには、最も経験豊富なダイバーでも5時間程度を要する。今回、熟練のダイバーが死亡したことで、救出活動に付随するリスクが改めて浮き彫りになった形だ。

特殊部隊の隊員が少年らに健康診断を行ったところ、少年2人とコーチには栄養不良による極度の疲労の症状がみられたという。

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