チュニジア沖の船沈没、死者100人に 今年最多の犠牲者

友人や親類についての知らせを待つ人々

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(CNN) チュニジア沖で推計180人が乗っていた船が沈んだ件で、国際移住機関(IOM)は5日、少なくとも100人が死亡したとみられており、これは移住を試みるなかで発生した出来事の中での死者数としては今年最多だと明らかにした。

この船はチュニジアの沖合約29キロを航行していた2日午後10時45分ごろ、救難信号を発信していた。

チュニジアの内務省によれば、沿岸警備隊は5日午前までに51人の遺体を収容し、68人を救出したという。180人が乗船していたとみられている。依然として行方不明者がおり、死者数は増加する恐れがある。

生存者の男性はAFP通信に対し、最大で75人から90人乗れるところを180人から190人が乗船していたと述べた。

IOMは、報道によれば、難民は越境のために2000~3000チュニジアディナール(約8万5000~12万8000円)を支払っていたと述べた。脆弱(ぜいじゃく)で定員超過だった漁船は出発から2時間後に浸水し始めたという。

IOMによれば、乗船していたうち約120人がチュニジア人。生存者の中には、リビアやモロッコ、サハラ砂漠以南の出身者もいた。死者の中には身元が判明していない人もいる。

トルコや北アフリカから欧州を目指す人の数は過去2年で大きく減少しているものの、地中海は依然として難民の死者数が最も多い場所のひとつだ。

IOMによれば、2018年初頭以降、地中海ルートでの死者数は約785人。米・メキシコ国境での死者数は87人、サハラ砂漠以南での死者数は82人だという。

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