ウイルス感染の死者10人に コウモリが感染源か インド

2018.05.23 Wed posted at 12:06 JST

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ニューデリー(CNN) インド南部ケララ州の衛生当局は22日、ニパウイルスの流行による死者が10人に増えたことを明らかにした。さらに9人の患者に陽性反応が出て隔離され、治療を受けているという。

ニパウイルスの流行は同州北部で発生し、近隣の地域に広がった。感染すると発熱や頭痛などの症状が出て、重症化すると急性呼吸器症候群や脳炎症状を起こして数日で昏睡(こんすい)状態に陥り、死に至ることもある。ワクチンは存在せず、治療は対症療法に限られる。

死者の1人は現地の病院に勤務していた女性看護師だった。最初の症例が報告されたのは19日で、20代後半の兄と弟、そのおば(50)の3人が死亡、兄弟の父(56)は生命維持装置を装着されている。

世界保健機関(WHO)によると、この一家の自宅近くにある使われていない井戸でオオコウモリが見つかったほか、死んで間もないウサギの死骸が複数発見された。

二パウイルスは人と動物の両方に感染し、特定種のオオコウモリが自然宿主であることが分かっている。感染したコウモリなどの動物や人に接触すると、ウイルスに感染する。

WHOによると、感染源については専門家の判断を待っている状態。現地に派遣した専門家と緊密に連絡を取り、現場からの支援要請に応えるとしている。

ケララ州衛生当局によると、これまでに死亡した人や、感染が確認された患者と接触した人など、計60人について二パウイルスの検査を行った。対象者はさらに増える見通しだとしている。

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