元スパイ襲撃、娘が声明 ロシア大使館の支援申し出を拒否

神経ガスで襲撃された元スパイの娘ユリア氏が声明を発表した

神経ガスで襲撃された元スパイの娘ユリア氏が声明を発表した

(CNN) 英南西部ソールズベリーで起きたロシア人元スパイの襲撃事件で、父とともに被害に遭った娘のユリア・スクリパリ氏が11日、ロンドン警視庁を通じ、在英ロシア大使館からの手助けは必要ないとの声明を発表した。

ユリア氏は2日前に退院していた。状態は良くなっているが、報道陣のインタビューに応じるほどは回復してないという。

声明ではまた、自身や父の代弁者は他にはいないとメディアに注意を促し、いとこのビクトリア・スクリパリ氏に言及。「ビクトリアが心配してくれていることには感謝するが、当面は訪問してきたり連絡を取ろうとしたりしないで欲しい」「彼女の意見や主張は私と父のものではない」と述べた。

ビクトリア氏は襲撃以来たびたびロシアのテレビに登場しており、ユリア氏との電話の内容とされる録音記録を提示したこともある。

ユリア氏によれば、現在は自身の置かれた状況に向き合おうと努めている段階で、「特別な訓練を受けた職員」の世話を受けている。「1カ月前の日常からは全く異なる生活を送っている」という。

ロシア大使館からの支援の申し出に対しては謝意を示しつつも、今は助けを受けたくないとし、心境に変化があれば連絡を取ると言い添えた。

ロシア当局は事件以降、ユリア氏への接触を求める考えを公に表明。ユリア氏が意識を回復してからは、支援を申し出ている。在英ロシア大使館は10日、ツイッターで「ユリア氏への対応が彼女自身の意思でなされていること」を早急に証明するよう要求した。

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