南仏で男が発砲、立てこもり 3人死亡 ISISから触発か

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南仏で男が3人射殺、立てこもり

(CNN) フランス南部カルカソンヌ近郊で23日、銃を持った男が車を強奪して警官に発砲したうえ、スーパーで人質を取る事件があり、計3人が死亡、16人が負傷した。男は警察に射殺された。検察当局はテロとの見方を示している。

内務省によれば、男は車強奪の際に1人を殺害、トレブにあるスーパーで2人を殺害した。

仏メディアは、スーパーでの4時間にわたる立てこもりの末、警察が男を射殺したと伝えた。内務省は男をレドゥアン・ラクディム容疑者(26)と特定。薬物関係などの軽罪で当局に知られていた人物だと明らかにした。

コロン内相によれば、男はまず車を強奪し、車内にいた1人を殺害、もう1人に重傷を負わせた。続けてカルカソンヌでジョギングしていた警官4人に発砲。うち1人が負傷したが、重体にはなっていない。

男はさらに、スーパーで発砲して2人を殺害、数人を人質に取った。警官が人質の少なくとも1人の身代わりになったうえで男に発砲、この警官も重傷を負ったという。銃声が聞こえたのを受けて警察が店内に突入した。

マクロン大統領は記者団に、「我が国はイスラム主義者によるテロ攻撃を受けた」と言及。テロとの戦いで国を率いていく決意を示した。

過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」系のアマク通信は、男はISISの「戦士」であり、米主導有志連合の参加国に対する攻撃の呼びかけに応えたと主張した。ISISが男と接触していたという証拠は示さなかった。

CNN提携局のBFMTVによれば、地元検察は今回の襲撃について「ISISに触発されたもの」とみられると述べた。2015年パリ同時テロ事件の主犯と目されているサラ・アブデスラム被告の釈放を要求したとの情報もある。

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