フランスの三つ星シェフ、ミシュラン非掲載を要請 重圧に耐えられず

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フランスのレストラン「ル・スーケ」のシェフ、セバスチャン・ブラス氏

フランスのレストラン「ル・スーケ」のシェフ、セバスチャン・ブラス氏

(CNN) ミシュランガイドで三つ星を獲得しているフランスの有名レストラン「ル・スーケ」のシェフ、セバスチャン・ブラス氏が、2018年版ミシュランへの非掲載を求めたことを明らかにした。

ブラス氏は20日にフェイスブックに掲載したビデオの中で、基準を満たすことへのプレッシャーに耐えられなくなったと告白し、「家族の同意を得て、ミシュランガイドに評価されることなく、料理に大きな情熱を注ぐプロフェッショナルの人生の新たな章を始めることにした」と語った。

ル・スーケは南仏オーブラック地方のライヨールにあり、ブラス氏と父のミシェル・ブラス氏がシェフを務める。

ミシュランの担当者は予告なく訪れる。ブラス氏は、そうした不安を感じることなく料理を続けたいと語り、「私はこれからも自分の愛するこの職業を続け、地元オーブラックの味を共有し続ける」と強調。店の内容やメニューは変えず、これからも客を満足させたいと説明した。

フランスで三つ星を獲得したレストランはル・スーケを含む27店のみ。ミシュランがブラス氏の求めにどう応じるかは不明だが、今回の発言をきっかけに、有名レストランの評価を巡る論議の再燃も予想される。

ミシュランを巡っては、スペインの有名シェフ、フリオ・ビオスカ氏が2014年、ミシュランで騒がれることは好まないとして星を返上。パリの有名シェフ、アラン・サンドランス氏も、2005年に三つ星を返上し、高級店を地味な店に改装して物議をかもしていた。

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