シリアの東グータ、政府軍の空爆で180人近く死亡と支援団体

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東グータで、がれきから救出した女の子を抱えて歩くホワイトヘルメッツのメンバー

東グータで、がれきから救出した女の子を抱えて歩くホワイトヘルメッツのメンバー

(CNN) シリア政府軍に包囲され、空爆を受けている反体制派支配地域、東グータではここ2週間余りで、子ども51人を含む180人近い死者が出たとされる。現地の救助ボランティア組織「シリア民間防衛隊(通称・ホワイトヘルメッツ)」が14日に発表した。

東グータではこの週末も政府軍による激しい攻撃が続いた。活動家らがインターネットに投稿した映像には、標的となった建物の跡から子どもたちが救出される場面も映っている。

首都ダマスカス近郊に位置する東グータ地区は、シリア国内に残る反体制派支配地域の一つ。政府軍は過去4年間にわたって同地区を包囲し続け、先月29日からはロシア軍の援護を受けて奪還作戦を開始した。ホワイトヘルメッツは空爆やミサイル、クラスター爆弾による攻撃が行われたと主張している。

ホワイトヘルメッツによると、この作戦で計177人が死亡し、少なくとも200人の子どもを含む民間人800人以上が負傷した。

塩素ガスによる小規模な攻撃も報告されている。地元の病院では子どもを含む6人が塩素ガス中毒とみられる症状で治療を受けたという。

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