アフリカ諸国、トランプ氏の侮辱的発言を非難 撤回求める

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トランプ米大統領が議員らとの会合で、アフリカ諸国に対して侮蔑的な発言をしたとされる問題で、アフリカ連合などから批判する声が上がった

トランプ米大統領が議員らとの会合で、アフリカ諸国に対して侮蔑的な発言をしたとされる問題で、アフリカ連合などから批判する声が上がった

ワシントン(CNN) トランプ米大統領が移民問題をめぐる会合でアフリカ諸国を「便所」と呼んだ発言に対し、アフリカ連合(AU)とアフリカ諸国の国連大使らが厳しい非難声明を出した。

情報筋によると、トランプ氏は11日、ホワイトハウスで開かれた議員らとの会合で、アフリカから流入する移民を「便所のような国からやって来る連中」と呼んで、受け入れを嫌う立場を示した。

これに対してAUは12日の声明で「強い怒りと失望、憤り」を表明し、米国が掲げる信条や多様性尊重の精神を汚す発言だと強く非難。発言を撤回し、アフリカの人々だけでなく全世界にいるアフリカ系の子孫に謝罪してほしいと要求した。

AUはさらに、トランプ政権がアフリカ大陸を深く誤解しているとの見方を示し、同政権とアフリカ諸国による対話の必要性を強調した。

アフリカ諸国の国連大使もこの問題をめぐって緊急会合を開き、12日付で共同声明を発表。発言を非難し、米政権はアフリカやアフリカ系の人々を侮辱する動きを強めているとして懸念を表明した。

大使らのグループはまた、同じように侮辱の対象とされた中米ハイチなどの国を挙げて連帯を表明した。

トランプ氏の発言は、アフリカへ進出している米企業の活動や、米国防総省によるテロ対策、安全保障協力などの取り組みに悪影響を及ぼす可能性も指摘されている。

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